英語論文の投稿は大変?
英語、日本語にかかわらず、論文の構成はある程度決まっています。
タイトル、著者名、所属、抄録(アブストラクト)、目的、方法、結果、考察 など。
さらに投稿する雑誌や学会により規程が設けられていますので、フォントの大きさ、スペース、文字数(単語数)など細かく決められています。
海外の雑誌や学会に投稿する場合は、当然ながら論文は英語で書かれなくてはなりません。
しっかりネイティブチェックを受け、規程に沿った形式で投稿して、はじめて審査を受けることができます。
忙しい中で投稿作業を行うのはかなり大変だと思います。
投稿を代行するサービスを行っている業者もありますので、そのようなサービスを利用すれば、時間の削減にもなると思います。
日本語の論文でも抄録は英語で
投稿先が日本の雑誌や学会で、日本語で論文が作成された場合でも、多くの場合、英語で抄録(アブストラクト)を提出することが規程に定められています。
タイトル(演題)やキーワード(用語)も英語で投稿することも多いです。
また物理等の分野では、英語の他にフランス語で抄録を作成することが求められることもあります。
たとえアブストラクトだけでも、しっかり正確に英訳され、専門機関によってネイティブチェックを受ける必要があります。
ワード数制限がある抄録作成の方法とは?
抄録を投稿する場合、その多くに、文字数制限やワード数制限が設けられています。
これは、守らなければいけない条件なので、1単語も多くてはいけません。必須を守らなければ、査読も通らなくなります。
しかし、原文から他の言語へ翻訳しなければならない場合、その制限内に収めるには、日本語の原稿をどの程度で作成すればいいのか知りたい方も多いようです。
正直なところ、固有名詞や数値など、内容によって使われ方も異なるため、実際に翻訳をして見ないと、仕上がりが何ワードくらいになるのか、正確にはわかりません。
あくまで、目安ではありますが、英語の場合、作成したい英語ワード数の2倍強くらいの日本語の文字数で文章を作成すると、制限内に収まる可能性が高いです。
例えば、英語400ワード以内にしたい場合は、日本語800文字~850文字程度 でしょうか。
重複しますが、これはあくまで目安です。固有名詞や情報量などによっては、上記の文章量で日本語原稿を作成しても、制限内に収まらない、ということもあり得ます。
文字数制限などの規定がある場合は、特に、納期に余裕をもって業者へ依頼などされることをお勧めいたします。