増え続ける訪日外国人
オリンピックイヤーの今年、ブラジルには全世界から人が集まるでしょう。
日本からも旅行を計画している人も多いと思います。そして、2020年にはそのオリンピックが東京で開催されます。
今でも日本を訪れる外国人観光客の数は年々増え続けていますが、これからもっと増えること間違いありません。
ここ数年、サービス業やメーカーなど、ホームページやメニュー、製品情報などを多言語化する依頼が特に増えています。 市区町村の観光ガイドや旅館、ホテルの案内も同様です。
メニューや観光ガイドなどを外国語に翻訳する場合、まず選ばれるのは英語です。これは必須といえるでしょう。
その次に需要が高いのが中国語です。中国経済は世界を動かすとまで言われているほど世界中に中国人観光客の姿があふれています。
ビジネスやサービス関係では、世界進出する上で、英語だけではなく、中国語も必須になりつつあります。
企業案内や製品のホームページを作成する場合も、日本語・中国語・英語の3ヶ国語は対応されることが多くなりました。
中国語翻訳を依頼する時の注意点
中国語の翻訳を依頼する場合、まず知識として知っておくべきことがあります。
中国語は2種類あります。「簡体字」と「繁体字」です。これは書き言葉のことで、「北京語」などのような話し言葉はまた別のお話しです。
その区別は、「簡体字」は、中国大陸やシンガポール向け 「繁体字」は、台湾や香港向けです。
用途にもよりますが、観光案内などの場合は、簡体字と繁体字を併記することも多くあります。
しかし、パンフレットやカタログの場合は、併記することはあまりなく、 簡体字版と繁体字版を別々に作成することがほとんどです。
そのくらい別の言語として扱われているんですね。
多言語翻訳は一括して引き受けてくれる業者へ
中国語だけではなく、メニューや観光ガイドなど、もともと日本語で完成されているものをそのまま複数の言語にする場合、 すべての言語を一括で同じ翻訳業者に依頼することをお勧めします。
なぜなら、メニューやサービス名などローマ字で残したほうがいい部分があったり、 その他表記をすべての言語において統一できますし、その後、修正や改訂が生じた際に、その業者に丸投げできるので、効率的なのです。
ただ注意してほしいのは、中国語以外にも、スペイン語には、本国のスペイン語、メキシコのスペイン語、南米のスペイン語があり、 ポルトガル語には、本国ポルトガル語、ブラジルのポルトガル語があります。 細かく言えば、フランス語にはカナダのフランス語もあります。
依頼する際には、プロである翻訳業者としっかり打ち合わせをして進めたほうが良いと思います。