投稿論文で英語のクオリティーは必須
研究発表の場の1つに論文投稿があります。雑誌などに研究論文を投稿し発表するというものです。
日本国内だけではなく世界中の雑誌に投稿することができます。しかし、海外の雑誌に投稿する場合には、論文は英語で作成されなければなりません。
外国人が書く英語論文ではなく、英語圏の人と変わらない英語のクオリティーで書かれることも条件の1つです。
そのため、どんなに英語が得意な方が作成された場合でも、ネイティブチェックは必須となります。
雑誌に論文を投稿する場合、アメリカ英語を指定されることがほとんどですが、ヨーロッパに拠点を置く雑誌(ジャーナル)では、イギリス英語を選択肢に含めている雑誌(Elsevierなど)や、イギリス英語のみを指定する雑誌(『Nature』誌など)があります。イギリス英語を指定されている場合は、もちろんイギリス英語で論文を作成しなければなりません。
論文作成におけるアメリカ英語とイギリス英語の違い
アメリカ英語とイギリス英語の違いは、発音やスペルだけではありません。
学術論文で頻繁に使われるコンマやピリオドの使い方も異なります。
接続詞 and やorは、3つ以上の単語などを並べた場合に、最後の単語の前に置かれるのが一般的です。
アメリカ英語では、その接続詞(and, or)の前にコンマを置きますが、イギリス英語では使われません。
例:
アメリカ英語→A, B, C, and D
イギリス英語→A, B, C and D
引用符にコンマやピリオドの位置も異なります。 アメリカ英語では、コンマやピリオドは、引用符の中に含めます。イギリス英語では外に置きます。
例:
アメリカ英語→"Thank you very much."
イギリス英語→"Thank you very much."
アメリカ英語の場合はアメリカ英語の論文スタイル(The Chicago Manual of Style など)、イギリス英語の場合はイギリス英語の論文スタイル(the New Oxford Style Manualなど)に従って作成します。
論文によく使われる単語もスペルが異なったりもします。 パソコンの環境をアメリカ英語に設定していたりすると自動的にアメリカ英語に変換されてしまうこともあるのでお気を付けください。
例:分析する
(米)analyze
(英)analyse
組織する
(米)organize
(英)organise
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