一口に翻訳と言っても、科学技術、出版、SF、ノンフィクション、字幕、吹き替え、契約書、特許、マニュアルなど各種あります。
その中でも、お客様の一般の企業活動で発生する翻訳需要を対象にするのが技術翻訳です。
場合によっては、産業翻訳あるいは、ビジネス翻訳とも呼ばれます。
ビジネス翻訳というとなんとなく、コレポンや電子メールのやり取りというイメージがあるので、
やはり技術翻訳、産業翻訳の方が一般的な呼称と言えそうです。
あるいは、産業翻訳の中でも特に各種の専門技術に関連した文書の翻訳を指して用いられます。
ひとくちに産業と言っても、自然科学、医学、薬学、工学、法務、経済、ITなど、多種多様な専門分野があります。
弊社の約300名の翻訳者は、いずれもエキスパートです。
技術翻訳の翻訳者には、その分野に精通していることが必須条件となります。
あらゆる専門分野にある程度精通している翻訳者でも、最先端の話題や技術を扱う場合が多いため、
常に業界の最新の動向を押さえておく必要性もあります。
英和、和英問わず、分野ごとの用語の蓄積、辞書・辞典の整備が必須の対応準備です。
家電製品、パソコンソフト、自動車などに付属する取扱説明書(いわゆるマニュアル)。
日本で国内向け開発された製品は、マニュアルもはじめから日本語で作成されますが、海外で開発された製品を日本に輸入して販売する場合、マニュアルを日本語化する必要があります。
ここで発生する仕事がそうです技術翻訳という範疇に当て嵌まります。
逆に日本の製品を海外に向けて輸出する過程では、これまた、さまざまな文書の翻訳が必要になります。
例えば、日本車を輸出販売する場合には、
輸出先の国での修理や整備の際に参考とする整備関連文書も翻訳が必要です。
整備書関連文書に補足事項や変更が生じると、再度翻訳が必要となります。
海外の企業へ部品を供給しようとすると、
その企業の規格や規定に従ったモノづくりを行わなければなりません。
そうすると、規格書や基準書、技術仕様の翻訳も必然的に発生します。
パソコンのソフトウェアの英和翻訳では英文マニュアルを和訳しただけでは使い勝手がよくないため、ユーザインターフェース、すなわちメニューやボタン名も日本語に直さなければなりません。
更にヘルプファイル等も日本語化する必要が生じます。
医学の学術論文では、海外の英文ジャーナルに、
研究成果を発表するために投稿する作業が発生します。
日本語から英語に翻訳して、いわゆるネイティブチェック、英文校正(校閲)を経て、
また投稿規程に添った体裁にフォーマットして投稿します。
技術翻訳には多種多様な局面で、お客様の活動を影でサポートしているのです。
創業19年の実績、弊社の技術翻訳サービスの品質を是非一度お試しください。