学会発表や投稿論文など、そのほとんどが電子データでやり取りされると思います。
論文は数式が入ってないものはワードで作成されることが多く、数式が入っているとLaTeXなどで作成されることが多いようです。
その他、論文とは別に、図や表を作成する場合は、
エクセルやパワーポイントが一般的に使われています。
医学、医療、工学など分野に関わらず、また中国語、フランス語など言語に関わらず、資料作成等に使われている形式です。
学会で発表するポスターや企業のプレゼンで使われるのは日本ではパワーポイントが多いようです。
パワーポイントは学術分野でも、ビジネス場面でも広く使われているといえるでしょう。
そのパワーポイント原稿をそのままの形式で、翻訳や校正依頼できるのでしょうか?
現在は、どの業者もパワーポイントに対応していますので、そのままのファイル形式で依頼してしまっても大丈夫です。
テキストBOXでテキストが入力されている場合は、上書きして納品してくれる業者も多いですし、画像になっている図表などは、別ファイルやコメント機能を使って訳文を納品してくれるとサービスがあると思います。
その場合、業者によっては別料金がかかったりするかもしれませんので、見積りを依頼するときに、価格についても確認しておいたほうが良いと思います。
しかし、ワードと異なる点は、変更履歴機能が無いことです。
翻訳でしたら、上書き可能なので、問題ないかもしれませんが、英文校閲(ネイティブチェック)の場合は、修正も上書きでなされることになると思いますので、元の原稿と照らし合わせないと変更箇所がわかりません。
業者によっては、変更箇所の文字色を変えてくれるところもあります。
もし変更履歴をつけた形式がお望みなら、テキストをワードなどにコピーして渡したほうが良いでしょう。
またパワーポイントのレイアウトも翻訳や校正の後は崩れます。
英文の修正によって、文章の長さも変わりますし、日本語を英文にする場合も、全体の文章量は変わるためです。
最後の仕上げができる時間を考えて依頼や作業を進めることをお勧めいたします。